一般歯科|関内の歯医者

中嶋歯科医院

0456635390

一般歯科

虫歯治療

なぜ、虫歯になるのでしょうか

歯のしくみからご説明すると、目で見える歯の表面は「エナメル質」、次に「象牙質」、そして「歯髄(神経)」の構造になっていて、もっとも固く頑丈なのがエナメル質です。

お口の中に食べカスなどが溜まった状態が続くと、ミュータンス菌という細菌がエナメル質に付着します。そして、この菌はお口の中の糖分を栄養にして増殖しデンタルプラークという集合体へ、そして最終的にはバイオフィルムとよばれる細菌の要塞のようなものをつくります。

ミュータンス菌は、エナメル質を溶かしてしまう酸を出すので歯はどんどん浸食されていきます。この状態が虫歯です。頑丈なエナメル質を溶かしてしまうわけですから、放置しておけば歯髄まで浸食され、いずれは歯を抜かなければいけなくなってしまいます。虫歯の進行具合は以下のように、C1〜C4まで4段階に区別されています。

C1 エナメル質が溶けはじめた状態(痛みはありません)
C2 エナメル質が浸食され象牙質が溶けはじめた状態(痛みを感じ、冷たいものでしみることがあります)
C3 象牙質が浸食され歯髄まで達してしまった状態(うずくような痛みや、ものを噛んだだけでも痛みます)
C4 歯の大部分が浸食された状態(激しい痛みや、歯茎の炎症、歯の根っこの化膿を生じます)

当院の虫歯治療

基本は、削る・レーザー治療・歯の根の治療(根管治療)・抜歯の中からC1〜C4の虫歯の進行具合に適した治療法を選んで治療していきます(通常、虫歯で来院される患者様に多いのはC2とC3)。そして、歯の損傷の状態により詰めものや被せものをして虫歯治療が完了します。

この治療の流れはスタンダードなものですが、当院では「M・I(Minimal Intervention)」=ミニマル・インターベンションという考え方の治療を実施しています。

ミニマル・インターベンションとは

「M・I」とは「ミニマルインターベンション」の略で歯の治療において、歯質や歯髄への犠牲を最小限に抑え、本当に悪くなった部分だけを削除して修復する治療です。考えれば当たり前のことですが、歯をなるべく削らず、本当に悪くなった部分だけを削除するということは、歯の神経を取らずにすむことになり、神経が残るということは歯の寿命を延ばし歯の喪失を防ぐ事になります。一生ご自分の歯で食べられること、これは健康寿命を延ばす事にもつながるのではないかと考えます。

根管治療

天然歯を守る「最後の方法」、それが根管治療です

根管治療とは

虫歯のお話でもふれましたが、歯の内部にある歯髄まで虫歯が達すると抜歯しなければいけない確率は非常に高くなります。そういった状態の中で、一つだけ歯を抜かずに済む方法があります。

それが、根管治療とよばれる歯の根っこの治療です。

虫歯に侵された歯髄を、細いハリ状の器具などを使って除去し薬液で歯の中を洗浄していきます。再び、患部に細菌が感染しないように薬を入れ、最後は詰めもの(支台)と被せものをすれば治療完了です。

当院の根管治療

根管治療は歯科治療の中でも、もっとも深い知識と高度な技術を必要とします。なぜなら、歯根の形はとても複雑で、患者さん一人一人によって形状も異なるからです。さらに、侵された歯髄を除去するにしろ、直径幅1ミリ以下という神経の管の中で行わなければいけません。根管治療は歯の基礎工事です。もし、いい加減に治療をしたら、優れた詰め物や被せ物を入れても2~3年で駄目になってしまうでしょう。当院は、絶対に歯を残すという意気込みで、非常に時間をかけて根管治療を行っております。これまで数々の治療例があり、長い治療を終えられた患者さんから喜びの声をいただいております。

補綴(ほてつ)治療

歯を失ってしまった、入れ歯が合わない等でお困りの方

補綴治療とは

虫歯などで損傷を受けた歯や、歯周病や事故などで欠損してしまった歯を対象とした治療です。人工的な素材(補綴物)を使い歯の修復や復元を行い見た目や機能を回復していきます。歯を失ってしまった場合には以下のような補綴治療があります。

  • ブリッジ
  • 義歯(入れ歯)
  • インプラント

インプラントについてはこちら

ブリッジ

「橋」という名前がつけられているように、抜けてしまった歯の両隣の歯を削り土台にして、橋をかけるように欠損した部分に人工の歯をあてはめる治療です。

メリット
  • 保険が適用される。
  • 目立ちにくく、機能性も良い。
デメリット
  • 欠損状況、両隣の歯の具合によっては治療ができない。
  • 症例によっては施術が行えない。

部分入れ歯

ブリッジが適用できない症例に実施する治療で、金属を健康な歯にひっかけて人工の歯を固定します。この基本型となるクラスプは保険が適用されるので、費用を抑えることができます。また、ブリッジのように健康な歯を削らず、インプラントのような外科処置も不要なので、患者さんにとって負担の少ない治療と言えます。

メリット
  • 保険が適用される。
  • 治療期間も短く手軽。
デメリット
  • 飛躍的な機能回復は望めない。
  • 装着時に違和感を覚えやすい。

総入れ歯

上下ともに歯がなくなった場合の機能回復に適用する治療で、保険内での入れ歯製作も可能です。インプラントと比較すれば治療期間も短いので、まったく歯がない状態の治療としてもっとも負担が少ないものだと言えます。

メリット
  • 種類によって保険が適用される。
  • 治療期間も短く手軽。
  • インプラントのように外科処置を必要とせず、患者さんの負担が少ない。
デメリット
  • 天然歯と同等の機能は望めない。
  • 使うのに慣れが必要。
  • 装着後、入れ歯が合わなくなることもあり、痛みや機能低下を伴う、また顎の骨が退化しやすくなる場合もある。

当院の義歯(入れ歯)治療

義歯(入れ歯)治療は、患者さんのお口の中でしっかりと機能することが大切です。そこで重要となってくるのが診断。当院は、歯の欠損が一部分であっても、口腔内全体のバランスを大切にしながら、治療を行っています。保険内でも最大限の効果を発揮する義歯(入れ歯)をめざしていますので、お悩みの方はぜひご相談ください。

ページトップへ戻る